原 倫太郎 「上昇と下降」Ascending and Descending

 

 

 

 

 

 

Nest-A Presents

 

 

原 倫太郎 「上昇と下降」

Rintaro Hara「Ascending and Descending」

 

11.19 (Sat) - 12.18 (Sun) 2016

Closed on Thu

11:00 a.m-7:00p.m

 

Opening reception 11.19 (Sat) 18:00~

 

AYUMI GALLERY  CAVE

(※高橋ビル地下2F)

 

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2015年11月19日(土)より、AYUMIGALLERY/CAVEでは原倫太郎の個展「上昇と下降 Ascending and Descending」を開催致します。

原倫太郎はこれまで「変換」をキーワードにデジタルなエレメントをアナログ的手法で、主に立体作品やインスタレーションを中心とした作品制作をしています。その多くは身近な素材から機械的なパーツを自身で制作し組み合わせ、モーターを仕掛け、動く立体、動くインスタレーションとて発表されます。

本展のタイトル「上昇と下降 Ascending and Descending」はM.C.エッシャーの代表的な版画作品からの引用ですが、描かれているのは無限回廊の階段を昇る人たちと下る人たちが、永遠に歩き続けている姿で、そこには始まりも終わりもなく、また、上がっているのか下っているのか分かりません。

今回の展示作品のひとつ「上昇と下降 音と色彩」は、中空に張り巡らされたテグス糸(線)の上を、ボール(点)が空間をスキャンするかのようにゆったりとした速度で進み、宙に浮遊しているかのように見えたり、重力に逆らって上昇したりしているかのような錯覚を起こすと共に、ボールの移動がアナログ・シンセサイザーのような無段階に変化する低音のノイズを発生します。

またもう一つのインスタレーション「ドリップマシーン ver.2」はカラフルな金属のチェーンが上昇と下降を繰り返し、線が少しずつ塊になり、そして線に戻ります。砂時計の落ちる砂や、かき氷の氷がシャキシャキと器に溜まっていく様な運動であり、時間の非可逆性もコミカルに提示します。

原は「これらの2つの作品とも、点、線、重力、時間などの日常に馴染みのあるキーワードが現出してくるが、運動自体は無意味であり、生産性もなく、只々ループしていくだけである。しかし、イタリアのブルーノ・ムナーリの「役に立たない機械」や「ムナーリの機械」に代表されるように、役に立たない運動に私は日常の中の美を見出そうとしたり、しなかったりする。それは無限回廊の階段をひたすら歩く人々ように。」と言い、自身の表現を「完全ではなく流動的で、日常にかなり近い何処かに存在している世界。デジャヴ(即視感)とジャメヴュ(未視感)の間」とも言います。

現代の経済社会の繁栄は、工業製品の大量生産と大量消費によってもたらされてきました。また、それらに次いで情報の蓄積とデジタル化が進展しています。原の作品はこれらの機械的な構造や運動に着目し、それらを自らの手によって作品化することで、資本主義や、都市で生活する人々のスペクタルに支配された日常生活への批判を提示しているのではないでしょうか。

5年ぶりとなる個展にぜひ足をお運びいただければ幸いです。

 

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■作家プロフィール

 

原 倫太郎

 

1973 神奈川県生まれ

1997 東京造形大学造形学部デザイン学科デザイン一類専攻卒業

1998 東京造形大学造形学部研究科修了

2000 Sandberg Institute 美術科修了、アムステルダム(オランダ)

 

 

個展

2000 Effenaar ( Eindhoven, オランダ)

2000   SBK (Amsterdam.オランダ)

2003 「クリテリオム56」水戸芸術館現代美術ギャラリー

2005 「以心伝心」プラスマイナスギャラリー

2006 「Made by Cutter」Wi-CANP

2011 「Switching Shuttle」AYUMIGALLERY

 

主なグループ展

2014 「Synthesis」Reykjavik Art Museum Hafnarhus/レイキャビック(アイスランド)

2015 「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」(原倫太郎+原游、平石博一)

    「ファンタスマゴリア-千葉をうつす影-」(原倫太郎+原游 with WiCAN)千葉市美術館プロジェクトルーム

2016 「HOW SPACE TURNS (WIE RAUM WIRD) 」the Western Gallery/ワシントン州(アメリカ)

        「鉄道美術館展 The Railway Art Museum」川崎市岡本太郎美術館

 

2016 「するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ2016」

 

賞歴

1996「キリン・コンテンポラリー・アワード」奨励賞

2004「第7回岡本太郎記念現代芸術大賞展」特別賞受賞

2008「第11回文化庁メディア芸術祭」 エンターテイメント部門奨励賞受賞(原倫太郎+原游)

 

出版

2006「匂いをかがれる かぐや姫~日本昔話Remix~」をマガジンハウスから出版(文:原倫太郎 絵:原游 訳:翻訳ソフト)

2008 「背面ストライプの浦島太郎 日本昔話Remix2」をマガジンハウスから出版(文:原倫太郎 絵:原游 訳:翻訳ソフト)

 

 

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