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1992年2月旧正月で賑わう中国沈陽から、金日成の誕生日を前に全土が賑わう北朝鮮・平壌に列車で入った。
ジンタが流れるサーカス劇場、シャンデリアの下がる地下鉄の駅、ページが消されていた平壌初のカラオケ店、ひとけのない高層アパート群、等々空洞化した街。135km南下した「軍事境界線都市」開城では、ギターを抱えた少女、読書をしながらたたずむ青年、頭に荷を乗せ歩く婦人、練炭の匂い、等々古都の姿の街。ソウルまで70kmとかかれた標識の立つ高速道路を下り、「ここは不可侵地帯です」ガイドの説明のなか軍事境界線のある板門店に着くと、周辺の木々にはカササギの巣が風に揺れていた。
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