神楽坂建築塾 第五期 修了制作

我が家の改修で使ったいろいろな土壁の下地

神楽坂建築塾研究生 鈴木博子

目次

はじめに

3.石膏ラスボード下地

1.竹小舞下地

4.ケイ酸カルシウム板下地

2.メタルラス下地

  

はじめに

 現在進行中の我が家の改修では可能な限り真壁にした。
 竹小舞下地と荒壁塗りは左官屋さんに教えてもらい全部自分でやっている。4種類の下地を使っているので、その見本を作ってみることにした。廃材と余った材料を使って作った。

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1.竹小舞下地

 竹は落とした壁のものを使ったので全体に細い。実際の現場では、古い物だけでは足りないので、新しい竹を使ったが、中国製が多いらしく太かった。
 まず貫を入れ、上下に間渡し竹を入れる。縦の竹は、太い方を上にして先に貫に留める。一般的に縦は一番端は割竹、次に丸竹、あとは割竹4〜5本に丸竹1本の割合。落とした壁の一部は縦が全部丸竹の物もあった。910ミリ幅の壁ならば、縦に丸竹3本割竹10本が標準。貫に留めたら次は間渡し竹に留める。
 横は全部割竹で、間渡し竹と貫の直ぐ下だけ向きを替えて留める。先ず、まん中の丸竹に留め、次に両端の丸竹に留める。
 わら縄を使うと本には書いてあるが、職人さんもほとんど使わないと言う。それにわら縄は締まりが悪いらしい。えつろ縄は現在ほとんどビニール縄が使われている。

・荒壁塗り
落とした壁土に稲わらを切って入れ、練った物を塗った。土作りが大変である。
・中塗り
既調合中塗り用土を練り塗った。普通は2回塗るが見本はちりが少ないので1回にした。
・上塗り
「城壁」というもので職人さんが調合した材料の残りを塗った。これは職人さんがきている日だったので直してもらったから4つの中で仕上がりが一番美しい。

 

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2.メタルラス下地

 杉板(よく乾いたもの)を目透かし張りにし、アスファルトフェルトを張りメタルラスをタッカーで留めた。モルタルを塗り、その上に軽量モルタルを塗った。上塗りはしっくい材料。少し乾いたところでもう一度こてでなでる。

 

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3.石膏ラスボード下地

 既調合のラスボード下地剤を練り塗った。刷毛目をつける。中塗りは小舞下地と同じ材料で2回塗った。上塗りはしっくい材料。乾きにくかった。

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4.ケイ酸カルシウム板下地

 職人さん調合のプラスターを塗り、上塗りをする。一番早いが、壁の厚みは薄い。

 中塗りが一番早く乾いたのは竹小舞下地だった。この事からも竹小舞下地の土壁の通気性の良さが実証されたと思う。

 

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