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1.ダルシン(Dhar Shing)
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「ダル」は旗、「シン」はそれを掲げる木の竿を意味している。ヒマラヤの谷のいたるところに、ダルシンがはためいている。信仰心の強さと純粋さを感じさせられる。風と共に暮らすまさに風の谷の住人なのだ。
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2.ルンタ(Lungta)
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「ルン」は風、「タ」は馬を意味する言葉である。竿に布をつけずにそのまま橋などにくくりつけられている。経文の中央に宝冠をかぶった馬が描かれ、風がなびくたびに経文をあげたことになるという。ブータンは風の国であり信仰の国なのだ。
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龍はゾンなどによく見られるモチーフ。極彩色の装飾とあいまって独特の迫力を醸し出している。
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民家も同じく極彩色に着彩されている。二段、三段に重ねられた華頭窓が特徴的な外観を見せ、また、軒にはボ(Boh)と呼ばれる部材が三重に重なり、最上段は奥までのびてそのまま梁になっている。外観はどれもよく似ておりシンメトリーを重視したデザインとなっている。
屋根裏は穀物を乾燥させたりするのに使っている。
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3.プナカ・ゾン
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各地方の行政の中心施設でかつての戦略上の要所に建てられた要塞・ゾン(Dzong)。ゾンのほとんどは山間の要地に建てられているが、ここプナカ・ゾンは、ポ・チュー(父川)とモ・チュー(母川)の2つの川が合流する出洲に建っている。
川の流れに沿って全長250メートル、1000人近い僧侶が居住し宗教活動ができるように造られただけあって、まるで巨大な戦艦である。その立地から何度も洪水に見舞われたり、火災が起きたりとダメージが絶えないという。
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プナカ・ゾンで出会った僧侶たち。レンズを向けるとすかさずポーズをとってくれた。感謝。
ブータンの男性用の服は「ゴ」、女性用は「キラ」と呼ばれる。服装に対する考え方は厳しく、服装によって人を判断する。こんな小さな子供たちでさえもきちんとした身なりでいることに驚いた。
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4.チャンガンカ・ラカン
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ラカン(Lhakhang)とは寺院のことである。首都ティンプーの守護の寺で、特に子供の成長に霊験があるとされている。建立は15世紀。きれいな石垣の参道を登り切るときれいな白い外壁が青空にとても印象的な風景が現れた。
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5.ブータン国立博物館
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タ・ゾンとは、物見櫓としてのゾンのことを指す。タ・ゾンには、武器庫や弾薬庫、捕虜を収容する牢獄が備えられていた。現在このタ・ゾンは国立博物館になっている。内部はとても複雑で入り組んでいて迷路のようだった。
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色とりどりの野菜が並べられていて目にも楽しい八百屋さん。手前の一際大きなカゴの中にはトウガラシが。このトウガラシはスパイスとしてではなくあたかもピーマンのように大量に使う。ブータン料理は辛いのだ。
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ヤクの肉を干すこんな風景をそこここで見かける。半乾燥状態で長期保存することもあるそうだ。干し肉を使った料理はとても味わい深く、噛めばかむほど味が出る感じだが、とても固いので歯が丈夫でないとちょっとつらいかも。
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茶請け、間食、携行食として食べられているのが煎り米やひしゃげ米、ザウマゲ等である。バンチュ等に入れ、来客用に常備している。結構おいしい。お茶はバター茶(スジャ)。飲んでみたら飲めなくもなかった。
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左からマッシュポテト、ジャガイモ、ライス、パクシャ・パー、左上がスジャ。
テーブルは使わず、当然素手で食べるのだがこれがなかなかうまくいかない。しかし、挑戦してみると格別の味わいがあった。パクシャ・パーの皿の中で大根の切り身に見えるのは豚の脂身。でかい!
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おじさんがおもむろに何かし始めた。聞くとドマ(ビンロウジュ)の実を刻んでいるのだという。パネと呼ばれる白いので包んで口に入れた。口の中が真っ赤だ。(写真左)
内壁は緑色で着色されていた。考えられない色使い。でもなぜか日本の農家にいる気分になった。靴を脱いでゴザの上に座っているせいもあると思う。(写真右)
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伝統的な工法は「版築工法」。型枠をずらしながら上へ積んでいく。壁厚は60センチもある。日干し煉瓦も使う。
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家は使命を終えると土へと帰る。ここにもブータンの輪廻転生思想がみえる。木材は次の家へとリサイクルする。
ブータンの民家の立地に「道」という概念は希薄だ。大きな道沿いに家が並ぶわけではない。一軒一軒自給自足で独立しているのだ。そこここに残る住宅跡はまるで遺跡のようだ。
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6.パロ・ゾン
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かつては要塞として戦力上重要な機能を担っていたという。その前に流れる川に架かるカンティレバー式の橋は、太い木材が地面からせり出し何とも言えない迫力がある。両岸からお互いに手を伸ばしあっているようだ。
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古い農家が密集した集落が少ないブータンでは、このようにたくさんの住戸が集まっている村は大変珍しいのだそうだ。サンコシュ川を挟んだウォンディ・ポダン・ゾンの対岸にある。同じデザインが一体感を生んでいる。
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プナカで出会った村人。カメラを向けるとお父さんが急いで子供の鼻水を手で拭いてポーズをとってくれた。ここだけ見てもまるで自分の田舎の30年前に帰ったようでとてもうれしくなった。
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若い娘さんが干し草を運ぶ風景。日本ではもう絶滅したに等しい光景だろうが、ブータンではもちろん日常。日本の行く末が案じられた一瞬。
ダイケン(DAIKEN)という動物。動物園があると連れて行かれた先にいた唯一の動物。なんか微笑ましい。
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7.タクツァン僧院(TAKTSANG LHAKHANG)
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ブータン最高の聖地と謂われるのがこのタクツァン僧院(TAKTSANG
LHAKHANG)である。タクツァンとは「虎の巣」という意味。ブータンに仏教を広めたパドマサンババ(グル・リンポチェ)が8世紀はじめて虎の背に乗ってここにきたのだという。岸壁にあるその姿はまさに聖地といった感じ。
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ホテルのレストランでいつも笑顔で接してくれた好青年。きちんとゴを着こなしている。(写真左)
ブータン人にとっては信仰イコール生活。この仏間を見てもその暮らしに占める割合の大きさがわかる。壁や柱は極彩色の吉祥文様で飾られ、ハレとケの空間が厳しく分けられている。(写真右)
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8.タシチョ・ゾン
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タシチョ・ゾンは国王のオフィスであり、宗教界の最高権威ジェ・ケンポを頂点とするブータン仏教の総本山でもある。
釘を一本も使わず伝統的工法で建てられたこの巨大建造物はその大きさと圧倒的荘厳さで見ている者を圧倒する力強さがある。
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ゾン内部での一コマ。白い壁と僧衣の赤、そして影が鮮烈な印象で目に焼き付く光景。異次元空間。
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