第八期神楽坂建築塾塾生募集
(2006年度)

2006年の通年テーマ



戦後の高度成長期以降、日本が進んできた大量生産・大量消費の社会システムとそのもとでの生活スタイルは、いまや地球環境問題、資源の枯渇、ゴミ処理や各種汚染による健康への被害など、さまざまな局面で大幅な軌道修正を余儀なくされています。経済的な側面でも、また人間の生きる場と空間という意味でも、建築は 常に時代の姿の反映でありました。今までの、古いものを一掃し、最新技術を謳歌し、表面的なきれいさや豪華さを求める家づくり・まちづくりのあり方では、これからはもうたちゆかないという危機感を、いまや多くの人びとが共有し始めたといえるでしょう。
建築と生活の新しい座標軸をどこから見いだすか。そのカギは「古い集落とまちにある」と私たちは考えます。時間の蓄積を体感できる場を慈しむ感性、人間の手技を大切にし、お金だけでは計れない住まいの価値 を自らの目と手でつかむこと。「ほんとうの豊かさ」を、建築という共通の土俵の上から、多角的に、そして実践的に学んでいきます。さらに古民家や近代建築、伝統的建造物群保存地区の見学等を通して、流行に左右されない確かな生活の実感をつかみたいと思います。今期は「風土と住まいのかたち」という通年テーマを設定しました。第七期までの テーマをベースにより重層的に学んでいきたいと思っています。

(鈴木喜一・神楽坂建築塾事務局代表)


募集要項

塾長紹介

期間: 

2006年5月〜2007年3月

日時

月2回 全20講座 
原則 毎月第二土曜日の夜は坐学
   翌日の日曜日はフィールドワーク

内容

●坐学は各月の講師による講義
●フィールドワークは首都圏を中心とするまち歩き
●フィールドワークではスケッチ及び実測を行う
●夏期合宿(『つくばで民家を仮組する』を予定)
●修了制作及び修了論文を2007年3月に各自発表
●番外講座 (国内随時/希望者)
●海外ツアー(中国の集落探訪/希望者)

費用

入塾金10,000円+受講料65,000円
(受講料にはテキスト【※】および正規カリキュラムで配付されるすべての資料代を含む)
【※テキストは鈴木喜一著『まちと建築を再生する』を使用します 】

場所

アユミギャラリー高橋ビルB2(地図jpgpdf)および野外

宿泊施設

地方から参加する塾生のために古い木造の寮(素泊1500円)が神楽坂にあります。

定員

50名

対象

18歳以上

講師
(敬称略)

平良敬一(本塾塾長)
阿久井喜孝(建築家)
泉幸甫(建築家)
上野英二(オークヴィレッジ建築研究所)
鈴木喜一(建築家)
平良敬一(建築評論家・神楽坂建築塾塾長)
對馬英治(建築家)
楢村徹(建築家・古民家再生工房)
長谷川堯(建築評論家・武蔵野美術大学教授)
吉田桂二(建築家・画家)  他

入塾まで:

申込→書類選考→入塾許可→学費入金→入塾

申込方法

申込用紙に、必要データおよび入塾志望動機(600字以内)を書き込み、80円切手を添付した封書(長形3号)を同封の上、神楽坂建築塾事務局宛に郵送してください。申込用紙一式はこちらからダウンロードできます。

書類選考

塾長・顧問・事務局による書類選考を実施します。

お支払い:

選考通過者にはお支払い方法を選考結果と共にお知らせいたします。ただし、一度納入された入塾金および学費その他の費用は返却されません。

事務局

アユミギャラリー神楽坂建築塾
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114
TEL/FAX 03-3269-1202

Q&A

Q……入塾される方は、どんな方がいるのでしょうか。

A……建築家志望者・建築愛好家・工務店経営者及び勤務者・林業家・各職技能者・ 行政関係者・まちづくり運動家・文化活動者 から、建築関係でない会社員や主婦まで幅広くの人々が建築塾で学んでいます。建築が好きな人、まち歩きが好きな人、スケッチが好きな人など、参加される理由も様々です。

Q……これまでの受講生の平均的な年齢はどのくらいでしょうか?

A……下は18歳から上は70歳代まで幅広い年齢層です。平均年齢は30歳前後です。

Q……地方から参加したいのですが。

A……地方から参加する塾生のために古い木造の寮(素泊1500円/チルチンびと8号「古い家を住みこなす」参照)があります。

Q……まち歩きはどんなことをするのですか。

A……講師の話や地元の人から話を聞いたり、まち歩きをしながら自分の気に入った風景・建物・ディテールをスケッチしたり実測したりします。

平良敬一氏略歴

 

 

1926年沖縄に生まれる。 1949年東京大学第一工学部建築学科卒業。 『国際建築』 『新建築』『建築知識』 『建築』『SD』等の編集者を経て 1974年建築思潮研究所 設立。 『住宅建築』創刊。1993年より相談役。 1997年日本建築学会賞受賞。 北海道工業大学客員教授。1999年より本塾塾長。


2006年度カリキュラム (敬称略) ※予定

第1回 [坐]5月13日(土) 神楽坂教室
  開塾式/「風土と住まいのかたち」/平良敬一

第2回 [FW]5月14日(日)  
  「荻窪界隈を歩く」/齊藤祐子・北田英治・神谷啓介

第3回 [坐]6月10日(土) 神楽坂教室
  「屋根と瓦/現代の家に生かす瓦の話」/徳井正樹

第4回 [FW]6月11日(日) 
 「神楽坂」/川口通正・渡邉義孝

第5回 [坐]7月8日(土) 神楽坂教室
 「国内外のデザインサーヴェイ」/阿久井喜孝

第6回 [公開講座]7月9日(日)
 「地中海から中近東へ、日本列島からアジアへ」
    阿久井喜孝×泉幸甫×平良敬一×鈴木喜一

第7回 [FW]8月5日(土) つくば現地合流
 「まち緑化の哲学」/平良敬一

第8回 [FW]8月6日(日)
 「古民家を仮組する」/對馬英治・大類裕幸

第9回 [坐]9月9日(土) 神楽坂教室
 「ル・コルビュジェと吉阪隆正」/齊藤祐子

第10回 [FW]9月10日(日)
 「八王子セミナーハウスを訪ねる」/齊藤祐子・北田英治

第11回 [坐]10月14日(土) 神楽坂教室
 「オークヴィレッジの仕事3」/上野英二

第12回 [FW]10月15日(日)
 「改修が終わった安田邸を訪ねて」/伊郷吉信

第13回 [坐]11月11日(土) 神楽坂教室
 「旅と建築と絵ごころ」/吉田桂二

第14回 [FW]11月12日(日)
 「建築家のアトリエを見る」 /未定

第15回 [坐]12月9日(土) 神楽坂教室
 「アジアの都市と集落研究2」/布野修司→田中さん

第16回 [坐・公開講座]12月10日(日)
 「豊かな手仕事による創造」
   布野修司×長谷川堯×齊藤祐子×鈴木喜一

第17回 [坐]2月10日(土) 神楽坂教室
 「民家再生とヴァナキュラリズム」/ 楢村徹

第18回 [FW]2月11日(日)
 「群馬館林のまちを歩く」/徳井正樹・鈴木喜一・正田亨

第19回 3月10日(土) 神楽坂教室
 「修了制作または修了論文講評」/ 平良敬一・鈴木喜一・青山恭之

第20回 [坐]3月11日(日) 神楽坂教室
 「最終講義及び修了証書授与式」/平良敬一


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