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第十四回講座
「けんちく工房邑の事務所を見る」
對馬英治
屋根を緑化する
遅きに失したという感はありますが、数年前から屋根の緑化に取り組んでいます。最近は盛んに屋根緑化が叫ばれ、多くの業者によって実際に施行されてもいますが、保水力を保つために中にプラスチックとかポリエチレンのような石油化学製品が埋め込まれています。そういったものの経年変化についてはこれから検討されてゆくことですが、緑化された屋根というのは一度作ったら新しい屋根を作って見直す時期まで、半永久的にあるべきものであろうと思います。お金をかけてやるのではなく、もう少し家庭規模での緑化ができないかと考えています。屋根の緑化にあたっての最大の問題は水です。昔は東京都内でも真夏は一日一回雨が降りました。夕立ですね。近年都市部で失われたものは水蒸気だと思っています。林間学校や山の避暑地では、朝霧や夕もやがみられますが、都内においては全く見られない。逆に見えるのは環七雲とかいって航空写真でみると道路にそって不思議な雲ができています。100年から200年前の東京は、ヨーロッパの石畳の町から比較すると世界に冠たる緑の大都市だったといわれています。そのような時代から考えると大気の状態が人工的にむちゃくちゃに変えられています。……続く →講義録を申し込む
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