第五回公開講座
「大地の家から学ぶこと」
平良敬一氏 泉幸甫氏 鈴木喜一



旅から持ち帰るもの(旅のスライドを見ながら)

「大地の家から学ぶこと」というえらい難しい題を授かりまして、鈴木さんからも旅に出かけるという話が出ましたけれど、旅というのはいろいろなものを見て視野を広げる絶大な力をもってますね。建築家とはほんとにいい商売だと思います。旅に出て建物をみてなぜこんな美しい建物が成立したかを分析しますね。それをしないと建築家はだめだと思いますが、勉強しながら楽しめる。皆さんも旅をしながら何で美しいんだろう。どうしてこんな美しいものが成立し得たんだろうかと一歩踏み込んで考えてみてほしいと思います。今日は旅の写真を見ながら話を進めたいと思います。

旅では民家や集落をみる方が圧倒的に面白いですね。民家というのは、風向きをはじめとしてその土地に結びつくいろいろな関係性の中で作られていて、それが美しんですね。現代建築には装飾を排除して来た部分がありますね。建築が建築として他と断絶している。旅行していると気が付くんですが、もともと建物というのは装飾的というか、そういう部分を必ず持っていますね。

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