第三回講座
「東京の環境はどうなっているのか」
立花直美

 3、40年の間に建築が大型化していく中で、子供がどこで育つのかということを考える際に、私は時代の流れとは無関係なことを考えたり、建築を作っていました。なぜそのようなことを考えるきっかけになったのかをまずお話ししようと思います。

■都市における人間環境と環境要因
1)都市の人間環境
大学院を卒業後、日本の生態学の草分け的な研究をされていた千葉大学の沼田真先生と一緒に研究をすることになりました。当時東京と香港は人口過密都市として注目され、色々な調査が行われていたんです。その中で私たちは過密傾向を日帰り行楽園の変化で見てみるという調査をしていました。この図を見ると東京は大正8年から昭和初期まで東京を中心として主に西側へ延びていることがわかります。一方東側には江戸川があるためにそれ以上面積は拡大していない。そして昭和初期から昭和46年頃までは逆に年々面積は縮んでいる。……続く→講義録に申し込む

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