アンドリュー・ワイエス
(Andrew Wyeth)
1917年7月、アメリカ生れ
マジックリアリズムの画家

[ 二つの旅 ]

 

 畑亮夫さんが、仕事の帰りにぶらっと寄ってくれた。アンドリュー・ワイエス展を見に行こうということになって、二人で神楽坂から江戸川椅まで、夕暮れにさしかかった冬の日の散歩を楽しみながら、有楽町線で池袋のセゾンミュージアムに向かった。
 そこには、ワイエスが15年の間、ひそかに描き続けていた「へルガ」への旅が公開されていた。自然の中の、息をとめたような一瞬の時間を永遠にしたワイエスの世界から解放されると、すっかり日が暮れていた。


私はよく過去や未来のことを考え、夢にひたる。
そこには、時間のない岩山や丘がある。
そして生きていた人々がいる。

最も大切なもの、感動。
そして自分自身を抑制し巻き込むこと。
               (アンドリュー・ワイエス)



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