『吉阪隆正の迷宮』
2004吉阪隆正展実行委員会編
TOTO出版
2005年


吉阪隆正
1917−1980東京生まれ。


[ 吉阪隆正の迷宮 ]

 建築家の齊藤祐子さんから一冊の本が届いた。齊藤さんは我が建築塾の講師で、建築の実作のみならず、その活動はグローバルで目を見張るものがある。心強い味方だなあと常々思っていたのだが、そんな彼女から本と一緒にうれしい直筆の手紙をいただいたのである。
「建築塾の活動は刺激があって楽しく参加させていただいています。出来たての『吉阪隆正の迷宮』をお送りします。建築塾にはこれからもいろいろな場面で参加したいと思っています。本書のご感想等またゆっくり聞かせてください」
 吉阪隆正と聞いて思い出すのは、やはり僕にとって1980年のことである。僕が拙い論文(「コルビュジェ丸の漂流」/『建築文化』1980年4月号掲載)を書いたのだが、吉阪先生がそれを救い上げ、佳作としてあつかってくれたことがうれしかった。
 そんなささやかな思いを胸にこめて、この手応えのある分厚い一冊を読み進めていきたいと思っている。その読後感を齊藤さんにお知らせするのはいうまでもない。言い忘れたが、この本の編集構成をしたのが齊藤祐子さんで、彼女は吉阪隆正の最後の直弟子になる。

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